廃車 | ためばな | 京都府向日市の税理士事務所 谷税理士法人

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谷税理士法人のためになる話「ためばな」。当事務所のスタッフが朝礼時にスピーチした「ためになる話」をご紹介しています。

廃車

一昨日、約13年乗っていた車を廃車しました。
この車は、私が前職の某信販会社へ入社した年に買った車でした。
とある休日、先輩から「車を見に行くよ」と誘いがあり
先輩が営業を担当していたホンダのディーラーへついていきました。
先輩がなごやかに営業さんと話をはじめたのを見て、どんな車買うのかなぁ
と思いながら聞いていたのですが、
突然「林田、好きなの買っていいよ」
へ?
そうです。先輩は仲の良かった営業さんから顧客の紹介を頼まれて
私を連れて来たのですね。
それから、営業さんの怒涛の攻勢が始まり、所長まで加わってきます。
会社の得意先ですから無碍に断るわけにもいきません。
とりあえずこの場を凌がねばと思い
「いやぁ、学生の時から前のモデルのプレリュードが欲しいんですよ」
と自分の希望が中古車であると言ったところ
「残念だけどそれなら仕方ないね。」と所長も納得され無事に帰ることができました。
ところが翌日、会社で仕事をしていると、営業さんから電話が・・・
「林田さん、プレリュードが丁度下取りで入ったんですよ。
色も紺が良いって言ってはりましたよね。3年落ちのワンオーナー。
走行距離も少ないですよ!!」
ウソのような偶然ですが、断ることができるはずもなく購入することになりました。
そのような経緯で買った車ですが、人生何が幸いするかわかりません
先輩は半年後転勤することになり、そのディーラーの担当は私になりました。
車を買っていたこともあり、そのディーラーは本当に良くしてくれました。
オートローンのオーダーはほぼ100%出してくれるわ、ディーラーの行事には呼んでくれるわ、僕の転勤時には送別会をしてくれて、餞別までくれました。
信販会社を退職し京都に帰ってからは、年間500kmくらいしか乗っておらず、維持費を考えるとその都度レンタカーを借りたほうが間違いなく安上がりだったのですが、良い思い出のつまった車だったので保有しつづけていました。
今回も車検と通すつもりでいたのですが、家族や周りから「もったいないから廃車したら?」とやいのやいの言われ続け断腸の思いで廃車しました。
保険の関係で車を買った営業さんに電話をしたのですが、「本当に良く乗ってくれはったね。ありがとう」と言ってもらい(実際はここ10年ほとんど乗っていなかったですが)、次も車を買う時はこの営業さんから買おうと思いました。
それにしても、家に帰ったとき当たり前のようにあった車がないのを見ると寂しい思いになります。
長年飼った犬が亡くなった時と同じ気分です。
この気持ちはしばらく続きそうです。
林田本日の発言者:林田

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